Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
「はいっっ」
『これ…』
「私からもプレゼントっ」
『さんきゅ』
焦げ茶の紙袋を開けて、京ちゃんが中身を取り出した。
『マフラーじゃん。俺も大切に使う』
「うんっ」
喜んでくれたみたいで良かった。
マフラーはネットで探して、真由さんにお願いして代わりに買ってきてもらった。
本当は自分で買いたかったけど、怖くて外出することが出来なかった。
『店は俺が勝手に決めちまったんだけど、どっか行きたいとこねぇの?』
「イヴだし、やっぱりイルミネーション見たい!!」
『場所はどこでもいいの?』
「私より京ちゃんの方が詳しいだろうから、お任せするっ」
どういう意味だと言わんばかりの目で見られたけど、私は笑って誤魔化した。
もうすぐ8時になるところだ。
今日は外泊許可をもらっていて家に帰るから、いつもよりゆっくりできる。
体調が悪くならないことを祈るだけ……。
『これ…』
「私からもプレゼントっ」
『さんきゅ』
焦げ茶の紙袋を開けて、京ちゃんが中身を取り出した。
『マフラーじゃん。俺も大切に使う』
「うんっ」
喜んでくれたみたいで良かった。
マフラーはネットで探して、真由さんにお願いして代わりに買ってきてもらった。
本当は自分で買いたかったけど、怖くて外出することが出来なかった。
『店は俺が勝手に決めちまったんだけど、どっか行きたいとこねぇの?』
「イヴだし、やっぱりイルミネーション見たい!!」
『場所はどこでもいいの?』
「私より京ちゃんの方が詳しいだろうから、お任せするっ」
どういう意味だと言わんばかりの目で見られたけど、私は笑って誤魔化した。
もうすぐ8時になるところだ。
今日は外泊許可をもらっていて家に帰るから、いつもよりゆっくりできる。
体調が悪くならないことを祈るだけ……。