Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
*****
アルコールのにおいがする……。
声が…聞こえる……。
目を開けようとするが、瞼が重たくて思うように開かない。
『……こ、こ』
「京ッッ!?」
首を動かすのもだるくて、目線だけを声のする方へ動かした。
そこには目に溢れんばかりの涙を溜めたお袋がいた。
「今院長先生呼ぶわね!!」
院長先生…あぁ…ここ、病院か……。
どおりで嫌なにおいがするわけだ。
アルコールのにおいがする……。
声が…聞こえる……。
目を開けようとするが、瞼が重たくて思うように開かない。
『……こ、こ』
「京ッッ!?」
首を動かすのもだるくて、目線だけを声のする方へ動かした。
そこには目に溢れんばかりの涙を溜めたお袋がいた。
「今院長先生呼ぶわね!!」
院長先生…あぁ…ここ、病院か……。
どおりで嫌なにおいがするわけだ。