Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
「おはよぉ~」

『はよ…朝からテンションたけぇ奴……』

「朝って言っても10時で昼よりだし」



京ちゃんは怠さと睡魔とまだ戦ってるような顔をしている。


平日よく朝起きれてるなって思う。



『さっきナンパされてたのか?』

「もしかして妬いてるの!?」

『んなわけあるかよ、物好きな野郎だと思ったんだよ』

「ナンパじゃなくてただ話してただけですぅぅぅ!連絡先だって交換してないもん」



妬くまではいかなくても、少しくらい気にしてくれてもいいのに。


本当に興味なさそうな顔しちゃってさ…。



「そんな私と水族館に行く京ちゃんはもぉっと物好きだねっ!!」

『はぁ!?』



私は京ちゃんをシカトして切符を買いに券売機まで足を進めた。


せっかく楽しみでお洒落までしたのに出だし最悪!!







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