吸血男子
茂みに尾びれをパタパタさせて座っている彼女。
人魚にぴったりな容姿だったけど、本当に人魚だとは思わなかった。
「と、時哉…」
「由愛ッ」
勢いよく抱きしめた時哉。
邪魔しちゃ悪いよな。
俺はそう思い、生徒会室を出た。
人魚は半魚人だから陸でも暮らそうと思えば暮らせるけど移動はしにくい。
鞄を持って学校を出る。
「あぁ…いってぇ…」
背中は痛いし、美梨亜の悲しい顔が気になるし。
そう思いながら病院に寄った。
専門外だとわかんねぇだろうな。
モンスターです。なんて言って通じるわけねぇし。
人魚にぴったりな容姿だったけど、本当に人魚だとは思わなかった。
「と、時哉…」
「由愛ッ」
勢いよく抱きしめた時哉。
邪魔しちゃ悪いよな。
俺はそう思い、生徒会室を出た。
人魚は半魚人だから陸でも暮らそうと思えば暮らせるけど移動はしにくい。
鞄を持って学校を出る。
「あぁ…いってぇ…」
背中は痛いし、美梨亜の悲しい顔が気になるし。
そう思いながら病院に寄った。
専門外だとわかんねぇだろうな。
モンスターです。なんて言って通じるわけねぇし。