生徒会のプリンス
「えー、遠慮なんかしなくていいのにー。」
「遠慮じゃありません。それより、海斗。後ろ……」
海斗が私にハグをしようとした時から、秀がすごい殺気を纏った。
海斗の背中に穴が開くほど睨んでる。
「えっ、ちょっ、その殺気は何?本気で殺すやつじゃん!」
「……うん。そうだね。ちょっと、追いかけっこでもしよっか。会長さん!」
「うわぁ、待てって!」
……秀、何か怒りっぽくなったような?
「七海さんを想う気持ちでしょうか。秀があんなに露骨に嫉妬するなんて。面白いです。」
「あ……嫉妬なんですね。」
「……七海さん。結構鈍感ですね。」
誠はすっかり呆れてしまったようだった。