レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
 * * *


「ほら。早く行ってきな」

「うん……。失礼しまぁす……」

私は扉をノックして、準備室に入った。


「あ、菅原さん。来てくれたんですね」

「あ、あの。用事って、なんですか……?」

「……。一昨日、本多君と遊園地にいたよね?」

「え……?」

「俺も一昨日、合コンの二次会で遊園地にいたんだ。そしたら、たまたま……ね」

梶原先生がゆっくり、椅子から立ち上がる。


「菅原さんって、本多君と付き合ってるの?」

「え? あ、違います……」

「違う? じゃあ、何で本多君といたの?」

先生がまたゆっくりと歩み寄ってくる。
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