カンボジアのコト

通訳

トゥールスレンの側には、ネットというか…紐をはり、バレーをしている子ども達がいます。
そして、何故か、運転手まで一緒に来ており、
ガイドと離れた所で、私達にクメール語で一生懸命施設の説明をしてくれます。
でも、クメール語…一切分かりません。
身振り手振りを交えて説明してくれるので、さながら連想ゲームです。
といっても、正解は分かりません。
なんでって?運転手さんは、クメール語しかできないからだよ。

想像してください。
ガイドの説明に意味が分からんと顔をしかめながら話しを聴く数人の横で、
大きな身振り手振りで運転手が説明し、それを別の数人が連想する。
引率者であろう人は、我関せずといった風で、
英語で書かれた説明板を読んでいる団体を…。

にしても、ここは夾竹桃の花が多い。
ぉぃらの好きな花です。
髪に刺して歩いていると、エンドーが言った。
「ソレ、トてモ縁起悪ィ。すグやメテくだサ。」
え!?
そねぇ言うなら、やめるかぃのぅ。
次はキリングフィールドです。
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