サクラドロップス

ねぇ、イツキ

アタシね、自分でもどうして、こんなに年下が苦手だか解らなかったの。


でも、今なら解る。


イツキ、アタシ

アナタを、忘れていた筈なのに・・・


きっと、心のどこかで


アナタだけ置いて年を重ねるのが

すごくすごく、怖かったんだと思うの。


『年下がダメ』なの、ではなく

アタシが自分だけ、年齢を重ねることが、イヤだった。


だって





隣にアナタが、いないのに。








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