【短編】間違い電話
それからは、毎日のように連絡を取った。電話を掛けるのはあたしからの時もあったし、琴也からの時もあった。



あ、琴也って呼ぶのは、お互いそうしよう知って話になったから。だから、琴也もあたしの事を琉乃って読んでる。



そして、ゴールデンウィークも近くなった4月の中旬。家でゴロゴロとしていると、いつも通り、電話が掛かってきた。



--ランララランララン



それにいつも通り出る。



「もしもし?」



『もしもし?琉乃?』



いつもの琴也の声。



「うん。そうだよ」



『今日は大事な話があるんだ』



いつもと違い、妙に真剣な声。



「大事な話って何?」



それにつられて、あたしも真剣になる。



大事な話って何?



『俺さ、あの引っ越した日から後悔してる事あるんだよな』




後悔してる事?



なんだろう?

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