好き、好き、好き。
朝は友達と歩いた通学路を龍ちゃんと手を繋いで歩く。
「なぁ、なつ。」
「なに〜?」
「明日から、教室にはこなくていいからな。」
「なんで?なつと帰るの嫌?」
「そうじゃなくて…なつが教室来ると、皆が興味津々でその後が大変だから…なつは教室で待ってて。したら俺が迎えにいくから。」
「うん!」
龍ちゃんの手を握りながら手を勢い良く振ってみる。
ふと龍ちゃんをみると目があってまた笑顔になった。