ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
これは早々にこの話は
終わらせた方がいいと思い、
とりあえず『まぁまぁ』と
奈々をなだめる。
「別に柚木クンのことなんか
気にしなくていいじゃん。
女二人で飲んで何が悪いのよ。
まっすぐ家に帰る方が
寂しいでしょ」
「………まぁね」
焼酎のグラスの梅干しを
ガシガシと潰しながら、
奈々はボソッと答えた。
そしてそれを一口飲むと、
ハァッと小さく息をついて、
「ま、美咲がドタキャン
されなきゃあやうくそう
なってるとこだったけど」
「あはは……」
彼氏にドタキャンされた
おかげで、あたしも友達
孝行ができたってことか。
_
終わらせた方がいいと思い、
とりあえず『まぁまぁ』と
奈々をなだめる。
「別に柚木クンのことなんか
気にしなくていいじゃん。
女二人で飲んで何が悪いのよ。
まっすぐ家に帰る方が
寂しいでしょ」
「………まぁね」
焼酎のグラスの梅干しを
ガシガシと潰しながら、
奈々はボソッと答えた。
そしてそれを一口飲むと、
ハァッと小さく息をついて、
「ま、美咲がドタキャン
されなきゃあやうくそう
なってるとこだったけど」
「あはは……」
彼氏にドタキャンされた
おかげで、あたしも友達
孝行ができたってことか。
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