ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
でも、気になる。


それに柚木クンがピュア
スプリングの社員という
立場で彼女と話をしてる
かもしれないなら、あたしが
声をかけるのは別に
おかしいことじゃない。


(少しだけ………)


あたしは言い訳のように
内心でつぶやいて、そっと
足を踏み出した。


大きな足音をたてない
ように注意しながら、
ゆっくりと談話スペースに
近づく。


そこには、休憩か待ち合わせか、
他にも数人の人がいる。


彼らの陰にまぎれながら、
少しずつ、柚木クン達の
声が漏れ聞こえる距離に
まで――…。



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