ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「あ…………!」


静かにドアが開いた瞬間、
あたしは無意識のうちに
喉から声をもらす。


スーツの上にコートを着て、
マフラーも巻いてる柚木
クンは、無表情であたしを
見て言った。


「ただいま。

……何、変なカッコしてんの?」


「えっ!? あ……っ」


ソファからお尻をあげた
中腰のまま固まってたのに
気づき、慌てて背を伸ばした。


柚木クンはようやく口元を
緩めると、そんなあたしを
からかうように、


「美咲の家なのに、キミが
緊張しててどうするんだよ」


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