ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「べ、別に緊張なんて
してないわよっ」


強がりとわかってるけど、
はねつけるようにそう
言い返した。


(だって、気まずいでしょうが。

柚木クンだって、そうじゃ
ないの……?)


――もう、あたしが盗み
聞きしてたことなんて、
とっくに察してるんでしょ?


今夜は彼女と過ごすんじゃ
ないかと、あたしが
勘ぐってたことだって――…。



「……お、遅かったね」


我ながら自分の臆病さが
情けない。


胸の内をハッキリ伝える
度胸もなく、最初に口を
ついたのは、探るような
そんな言葉。


本当はまず、盗み聞きして
ゴメンと謝らなきゃ
いけないのに。


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