ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
(あんなことしちゃったから?

“会社の顔”じゃない、
本性も見せちゃったし。

だから……?)


「明日、退職願いを出したら
すぐに戻って……

んで荷物まとめて、ここも
出ていく。

ファズも連れてくよ」


「なっ………」


体中の血が、煮立ったように
熱くなった気がした。

グツグツ沸いて体を
溶かしてくような、不快な錯覚。


「……きゅ、急に何無責任な
こと言ってんの?

明日いきなりなんて、そんなの
通用するわけないでしょ」


発した声は少しかすれて
いて、全く張りがなかった。


……わかってる。

きっと今あたしが本当に
言いたいのは、そんなこと
じゃない……。


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