ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「……辞めて、どうするの
……?」


聞きたいのは、そんなこと
じゃない。
仕事のことじゃない。


――だけどそんなの、
自分でも認めたくなくて。


「蘭子さんの会社で――
ホワイト・マリッジで、働く」


「―――――っ!!」


電流が走ったように、ビクッと
肩を弾ませてしまった。


柚木クンはそんなあたしを
見下ろして、曖昧な笑顔で
フッと笑うと、


「何をそんなに驚いてんの?

予想はついてるんでしょ。

オレが、蘭子さんの所へ
行ってたって」


「……………っ」


今さらごまかしたって
何にもならない。

むしろ、今はありがたいの
かもしれない。


_
< 287 / 469 >

この作品をシェア

pagetop