ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
「……うん。お願いね」


瞬也は小さく息をついて頷いた。


蘭子はしたたかな女だが、
さすがにこの言葉が嘘と
いうことはないだろう。

自分も、ちゃんと約束は
果たしたのだから。


(――これでいい)


ピュアスプリングは資金難を
打破することができて、
業績安定もほぼ確実だろう。


アドバイザーもカウンセラーも、
今まで通り業務を続けられる。

美咲もチーフにとどまらず、
女課長になるくらいまで
活躍してほしいものだ。


「――だけど、ホントに
どうして?

あなた、将来はいつでも
私の補佐ができるように
ブライダル関係の仕事を
してたんでしょ?

だったら別にあの会社が
うちに吸収されたって、
問題はないじゃない」


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