ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
――夢みたいだ。
こんなにあっけなく、
そっけなく。
柚木クンは、本当に辞めて
しまった。いなくなった。
昨日までここにいるのが
当然だったのに――もう、
彼の席はない。
彼はもう、ここの人間じゃない。
(ウソでしょ――…?)
胸を支配する苦さを懸命に
隠して、あたしはその日も
精一杯仕事をした。
柚木クンがいなくなった
からと言って、あたしが
戸惑う顔も落ち込む顔も
できない。
会社でのあたし達は、
チームすら違うただの仕事仲間。
秘密の関係は、誰一人として
知らないんだから。
_
こんなにあっけなく、
そっけなく。
柚木クンは、本当に辞めて
しまった。いなくなった。
昨日までここにいるのが
当然だったのに――もう、
彼の席はない。
彼はもう、ここの人間じゃない。
(ウソでしょ――…?)
胸を支配する苦さを懸命に
隠して、あたしはその日も
精一杯仕事をした。
柚木クンがいなくなった
からと言って、あたしが
戸惑う顔も落ち込む顔も
できない。
会社でのあたし達は、
チームすら違うただの仕事仲間。
秘密の関係は、誰一人として
知らないんだから。
_