ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
談話スペースで二人の
会話を盗み聞きした時の
ことを言われてると気づき、
返す言葉に戸惑う。


「思えばあの後の瞬也の
態度も、どこかおかし
かったわ……」


独り言のようにポソリと
呟いて、次に蘭子さんは
キッと目を細めてあたしを見る。


そうして明らかな悪意を
含んだ声で、吐き捨てる
ように言い放った。


「ほんの数日同棲してた
だけのくせに、随分うまく
瞬也に取り入ったのね?

もしかしてあなた、ベッドの
上がお得意なのかしら?」


「なっ…………」


忌ま忌ましさが悪寒のように
背中を駆け登った。


本当に最低だ。
どうしてこの人は、そんな
目でしか見れないの。


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