執事の恋人~召しませ。お嬢様~
授業も手がつかず、うわの空が多くなった。

次は音楽室。


俺は一人で、音楽室に向かう。

「芝草君」


「!?」

誰かが呼んだ。

「いっしょに行こっ!」


俺が執事と分かっても、変わらず接してくれる女子生徒もいた。



俺がフッたモデルのユメ。



クォーターの彼女は彫りの深い顔立ちの美少女。
思考は日本人離れしていた。



「最近、ゲンキないわねー」


「そうかー」



俺は素知らぬ振りをした。




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