執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「今夜はこれくらいしておきましょう」



斗希はそう優しくて言って、ベットから出た。



「・・・」
朝まで恋人になれると言っても…



斗希は夜伽が終われば、ベットから出て行く。


私も引き止めたけど、それは出来なかった。



私を取り巻く現実に逆らうコトはできない。


いっそ、なにも考えず、斗希だけを見つめて、二人で生きていきたい。






-------それが私の本音で、切なる願い。


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