執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「俺は春華を・・・愛してる…」
口調はしっかりしてるし、半分素面だと思うけど。
「・・・」
私がいちばん、聞きたかった言葉だったから、ジワリと瞳に涙が出た。
更に、斗希は嬉しい言葉を紡いでいく。
「今夜だけ…本当の恋人として抱かせて欲しい…」
「斗…希!?」
夢のような斗希の申し出。
私は何て答えればいいのか?戸惑うけど。
斗希は私の返事を聞かず、私の唇にキスを落とす。
これは、アルコールで酔った斗希が見せた夢。
私も斗希のアルコールの混じりのキスを受けて、酔いしれて、熱い夜に身を任せた。