執事の恋人~召しませ。お嬢様~
繋がり合った部分が溶けるように熱く、斗希が動く度に、背中に快感が突き抜けた。



「・・・」


「・・・」


私は斗希腕の中に頭を乗せる。



「俺には大久保様のように地位も名誉も財産もないけどいいの?」


「でも、愛があるわ」


「愛か・・・」


「違う?」



「あるけど…キモチだけではどうにもならないよ。俺と苦労する覚悟があるの?春華」



斗希は現実的だった。


< 246 / 300 >

この作品をシェア

pagetop