執事の恋人~召しませ。お嬢様~
私よりも先の先を考えていた。



二人の愛を貫くには、今在る全てのモノを捨てなければいけない。



「ないなら、俺と一緒にはなれない」


「あ、あああるわよ…」



私は斗希の強く言い放つ。


「・・・お嬢様には苦労はさせないつもりでいますから。ご安心を」



「斗希…!?」


「春華はお嬢様育ちだからね・・・」


「ありがとう」





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