執事の恋人~召しませ。お嬢様~
いつもなら、どんなにキツイ言葉でも優しい顔で、受け止めてくれるのに。


目の前の斗希は違う。



私を馬鹿にしたような見つめ、口角を吊り上げて皮肉げな微笑を浮かべる。



「斗希??」



「…今夜の夜伽…お嬢様は待ち遠しいですか?」



「ええ、もちろん」


「…」


斗希は軽く私の唇にキスを落とす。



「…女は男よりも快楽に溺れる…。一度…その蜜を吸えば…多分…お嬢様は…だから、俺はお嬢様に…苦しみを与えます…」










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