執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「会話は弾んでいるようだな~」


お爺様は…私と大久保様が仲睦まじくしているのを見て喜びで目を細めた。



「いえ、あ…」


「斗希…お前から見て二人はどうだ?」


お爺様は唐突に、斗希に意地悪な質問をぶつける。


「お似合いだと思います…大旦那様」


「そうか~お前もそう思うか…」



斗希の言葉に私は切さなが溢れ出す。


「・・・どうされました?春華さん」
私の表情の変化を大久保様は逃さなかった。


「いえ、あ…申し訳ございません・・・。少しお手洗いに行かせて頂きます」



私は背を向けて、化粧室に行く。






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