万事急須っ!?
「びょういん…?」
「そう。悪いことは言わない。
アンタの頭、おかしいから一度病院で見てもらうといいよ。」
「あの、びょういん……とは何でしょう?
平等院ではなく?」
ハァ(゚Д゚)?
何言ってるんだコイツ。
やっぱおかしいわ。
「お前の頭おかしいから医者に診てもらえって言ってんの!」
「し、失敬なっ!
私の頭は正常です。」
「自分で正常って言ってるヤツ程、おかしいんだよ。
だってさ、何急須の精って?
ランプの精ならまだしも急須の精って……(笑)
頭おかしいとしか言い様がないじゃん?」
女は顔を赤くして体をワナワナと震えていた。
今にも頭から湯気でも出しそうで、怒っていることは一目瞭然だ。