可愛くない同居人。
凜は、何が?と言いたげに微かに首を傾げ、私を見た。
「凜にとって私は、ただの知り合いなんだって分かって」
凜が何か言おうとするのを遮って、私は話を続けた。
「私、ずっと考えてたんだ。凜にとって私ってどんな存在なんだろうって。ずっと知りたいって思ってて」
あれだけ泣いたのにまた涙が溢れそうだが、堪えて、できる限り、笑顔で話そう。
「逆に、私にとって凜は、どんな存在なんだろうって考えたんだ」
私の声だけが、静かに部屋に響く。
「凜は、毒舌で生意気で可愛くなくて」
不思議と心は落ち着いていた。
「けど、本当は不器用で繊細で優しくて」
想いを、伝えよう。
「私は、そんな凜が大好きなんだ」
大好きで、そして、
「私にとって凜は、とっても大切な存在なんだって思った」
これが、私の本音。