天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
「あとはお前次第やで、秋帆」

八鶴が秋帆の肩を叩く。

「どんなに雛菊ちゃんが興味持ってくれても、お前がウジウジしてたら話は進まへんねんで?お前も男なんやし、ガーン!と根性見せたらんかいっ」

「根性…うんっ、うんっ」

コクコクと頷く秋帆。

「大丈夫、当たって玉砕しても、私が上手く行き過ぎさせてあげる。フラレたその日にプロポーズできるような仲に修正して…」

「「いや、万里、それやり過ぎ」」

八鶴と秋帆が同時に突っ込んだ。

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