幸せの滑走路
3.“好き”の始まり


家に帰りいつもと違う心情に喜びを隠せなかった。幸せを噛み締めるとはこの事だろう。




…お母さん、今の私は幸せです。小さな事だけど初めて話し掛けられました。こんな私を気に掛けてくれる素敵な人に出会いました。彼は私の人生を変えてくれました。




翌日教室に入ると強い視線が気になる。
と言うより痛くて仕方がない。



それは川井くんのグループの子達の目。



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