キミノトナリ
はぁ、大変だった。いきなり告白されて、断ったのに何回も言ってくるから、大変だったよ。
お昼を食べる時間なくなっちゃったよ。
「茉莉亜ー、遅くなっちゃった」
「みよちゃん、どうだった?」
「え?」
「告白のへ・ん・じ」
「大変だったよ。何回もごめんなさいって言ったんだよ。」
「みよ、はやく食べちゃいなよ」
「うん、」
「みよちゃんは、彼氏つくらないの?」
─ビクッ
「い…いらない…」
─ドゥベシッ!
あっ、茉莉亜ちゃんが川原を蹴っ飛ばした。
彼氏……か。海以外考えたことなかったから
「(翔馬ぁぁあ!)」
茉莉亜は全部知ってる。海と付き合ってたってことも、海はもうこの世にはいないことも、幼なじみだったってこも、お父さんの仕事も全部知っている。
気を…つかってくれたのかな。
「………」
さっきから、桜井くんに見られている。
「えっと……」
「…あ、いやなんでもない」
桜井くんは、眠りについてしまった。そんな桜井くんを見ていたら私も眠くなってしまったから、壁に寄りかかりながら眠りについた。
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