【続編】長男のカゴ
引き取れって言われても…。



「渡部が乗せて行ったから」

「はぁ!?」

「追い返したのよ、あなたの家に。多少手荒な真似はしたけどね」

「手荒って!!」

「あなた達にはうまくいってもらいたいの。これでも応援してるんだから。バッグにいいもの入れといてあげたわ。じゃ、精々頑張るのね」



山田って本当に恐ろしいよ。



その行動力、マジでスゲーわ…。



しばらく待つと、インターホンの音。



玄関を開けるとすまきになってる怜と山田の秘書の渡部さん。



「お嬢様からのお届け物でございます」

「マジで巻かれてんじゃん…」

「どうぞ、お受け取りください」

「渡部さんも大変だね。お嬢さんがムチャクチャなヤツで」

「いえ、可愛らしく思っていますので」



あんた仏!!



友達すまきにして彼氏んち送りつけるようなお嬢をカワイイとか!!



渡部さんしか山田の秘書はムリだろうな…。



「善…」

「お前マジで恥ずかしいな…」

「早く出して!!トイレ行きたい!!」

「ヤダ。今から話し合いだ」



怜の顔見たら…やっぱり好きだと思うんだ。



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