【続編】長男のカゴ
担いで部屋に持って行き、ベッドに投げた。



「ベブッ…」

「ははっ!!わりぃわりぃ」

「顔から投げるなバカ善…」

「すまきもらったの初めてだわ」

「あたしもすまきにされたの初めてだよ…。早く出してよ…」

「話終わってからな」

「何の話?」

「お前と俺のこれから」



ちゃんと話て納得させなきゃ。



前に進みたいのに。



このままじゃ俺も怜もダメになりそうな気がする。



「怜が貧乏だって、俺は怜が好きだ」

「えっ?」

「俺は『怜』って人間と一緒にいたい。でも怜は違うんだろ?俺が金持ちの息子だからイヤなんだろ?」

「あたしも…『善』って人間が好き…。あたしが貧乏なのがいけない…の…」

「じゃあ問題ねぇじゃん。俺と怜が一緒にいる意味ってのはあると思うんだけど?」



お互い好きなら一緒にいる意味はある。



せっかく両想いになったのに。



「家柄で好きなヤツ諦められるほど大人じゃねぇんだ、俺」

「善はいいの?あたしといたら…また周りからいろいろ言われるっ…」



そんなことで泣くなよ。



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