【続編】長男のカゴ
さすが山田。



そんな山田に電話したのは部屋に戻ってから。



「なにかしら?返品ならお断りよ」

「ちげぇよ。夏休みヒマしてんだろ?別荘行かねぇかと思って」

「渡部と一緒ならいいけど?」

「近野も来る。3日後からで、うちの別荘、古谷んとこ、マックんとこの順」

「わかった。怜も行くのよね?約束忘れないように言っといてちょうだい」



約束?



なんの約束かは知らないけど、とにかくお嬢はヒマだったらしい。



「行くって?」

「あぁ、怜に約束忘れんなって伝言」

「ファミレスのね」

「ファミレス?」

「高級なレストランでしか外食したことないから、今度ファミレス行く約束したの」



山田と普通に友達になれてる怜も、やっぱりただ者じゃない気がしてきた…。



とにかく楽しんで、思い出をたくさん作りたい。



「風呂入るか」

「行ってらっしゃい」

「一緒に入る?触らせてあげるけど」

「うん、生肌は遠慮しま~す」

「チッ…」



一緒に寝てんのも何気に拷問なんだからな…。



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