【続編】長男のカゴ
やっと着いた職員室のドアを開けると、そこにいたのはロボットみたいに机に座って仕事してる教師達。



「ようこそ、我が学園へ」

「久しぶりですね、学園長」

「やめてよ。何度もホスト行った中でしょ?」

「ははっ!!やっぱり細部までこだわってる感じが内田社長らしいですね」

「ありがとう。で、この子が善君ね」



学園長ってオバサンだったのか…。



なんか…どっかで見たような気がする…。



「善君、私が学園長の内田。あなたのお父様とは昔から仕事仲間よ」

「初めまして、善です」

「若い頃の社長にそっくりね」

「よく言われます」

「じゃあ左腕を出して?」



腕?



訳も分からず腕を出すとカチッと金のブレスレットをつけられた。



『ZEN TOUMA』と彫られた名前が…。



「これ…なんですか?」

「それには最先端の技術で作られたICチップが組み込まれてるの。あなたの体温から脈拍まで全てわかるようになってるわ」



はい…?



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