僕等は野良猫
「…柏……雫…」
「なんやぁ……艶‥」
「……なに‥」
2人共、
キツそうですね‥
でも、
これは言わなければ…
いけないと、思います…
「大好きですよ…‥2人共‥」
「……知ってるし…」
「…そやね‥知ってるで…」
私はギュッと
2人の手を
更に強く握りました
「…柏も……雫に…言わなきゃ、ですよ…」
「あー……うん…そやな‥」
柏は
深く深呼吸をした
「雫ちゃーん‥」
「…」
「…雫ちゃん…?」
柏の声に
雫は、
何も返事をしなかったのです…‥