キミ色
明らかに掴まれている腕。
「空羽っ!空羽!!」
空羽を必死で揺らしながら、声をかける。
揺れる俺の髪の毛から雨水が飛び散る。
空羽の顔にかかる水滴。
俺はとりあえず空羽をリビングに運び、ソファに寝かせタオルケットをかけた。
「おい、空羽っ…大丈夫か…?」
空羽の手を握り声をかけると、空羽はゆっくりと俺の手を握り返してくれた。
動いた…
手、動いてる…
でも、そのまま空羽の手からは力が抜けてしまった。
「おい…!空羽…?」
慌てて脈に触れたが、止まるどころかさっきよりも元気よく鼓動を打っていた。
はぁ…
「良かった…」
本当に…本当に良かった……
俺の身体の震えはおさまっていき、一気に力の抜けた俺はソファの前にペタンと座り込んでしまった。
「空羽っ!空羽!!」
空羽を必死で揺らしながら、声をかける。
揺れる俺の髪の毛から雨水が飛び散る。
空羽の顔にかかる水滴。
俺はとりあえず空羽をリビングに運び、ソファに寝かせタオルケットをかけた。
「おい、空羽っ…大丈夫か…?」
空羽の手を握り声をかけると、空羽はゆっくりと俺の手を握り返してくれた。
動いた…
手、動いてる…
でも、そのまま空羽の手からは力が抜けてしまった。
「おい…!空羽…?」
慌てて脈に触れたが、止まるどころかさっきよりも元気よく鼓動を打っていた。
はぁ…
「良かった…」
本当に…本当に良かった……
俺の身体の震えはおさまっていき、一気に力の抜けた俺はソファの前にペタンと座り込んでしまった。