キミ色
一人にしてごめんな…
今度の誕生日は絶対一緒にいるから…



ずっと俺の目を見て放さない空羽に俺は笑いかけた。



「解った。解ったから、寝とけって。」


「はーい。」



素直にソファに帰ってくる空羽。
そんな空羽の頭をぽんぽんと2回触ると空羽からコップを取った。



「ねぇ、明日やろうよ!」


「明日はだめ。」


「なんで?」


「俺、バイトあるから…」



明日まで愛依に代わってもらうことは流石に出来ない。
絶対愛依に殺される…



コップを流しまで運んだ俺は、スポンジに洗剤を含ませながら言った。



「明後日でいいじゃん。」



明後日なら、元々休みだから都合がいい。
誰にも迷惑かけなくて済むし。



「明後日は…だめだよ。」



「え…、なんで?」



予想外だった。
空羽はてっきり暇なのかと思ってたから…




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