彼女は男の娘?!
その笑う仕草も微塵も男らしさも感じない。



なんて人なんだ!!!



「すみません、なんかいろいろありすぎて…」



「驚かせてしまったのはこっちの方ね、ごめんね」



「いいえ、お気になさらず…」



「うーん………」



すると先輩は私の顔を見つめた。



相当近い距離で…


近い近い!!



「何か顔についてますか?」



「いや…もしかして



昨年の6月、校門に一人でいた子だよね?」



「えっ!!覚えて…」



「ええ、忘れるわけないわ、



それに約束果たしたのね」



先輩が優しく微笑んでくれた。



なんかうれしい!


「はい!」





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