純恋〜スミレ〜【完】
ファミレスのドリンクバーで時間を潰した後、あたしと優輝は駅前のゲーセンに移動した。
「ねぇ、プリ撮ろ?」
「……は?無理」
ゲーセンの入口の脇にあるプリクラ機を指差すなり、優輝は眉間に皺を寄せた。
露骨に嫌そうな顔をして。
「なんで!?」
「どういう顔してとればいいのか分かんねぇし」
「どんな顔だって大丈夫だよ!!ほら、優輝ってカッコいいし。どんな顔だって様になるって!!」
それはあたしの心の声で。
っていうか、今カッコいいとか……言っちゃったし。
「……――なぁ~んて?」
「何でもかんでもすぐごまかすなって」
優輝は呆れながらクシャクシャっとあたしの髪の毛を雑に撫でる。