疲れ切った心
「田中さんの班と吉田さんの班、前に紙を取りに来て下さい。行き先が被ってます」
行き先とメンバー、リーダーを書いてもらった紙を見て行き先が被っている班を呼び、どちらかの班にしてもらうか、班を合体してもらうか、話し合いをさせる。
さっきの2つの班で最後。
次が来る前に決まった都道府県をホワイトボードに書いていく。
定番の北海道、東京、神奈川、沖縄は複数の班があり、今話し合いをしている。
愛知は1つの班だけが希望していて、すでに決まっている。
つまり、私達の班で出た希望は全滅。
「珠理~」
「どうするの?」
舞台の下で私の班が集まっていた。
「ん~?放課後決めるしかないね」
キュッキュッ、ホワイトボードとペンの音が鳴りながら答えた。
「放課後!?」
「うん。ちょうど今日は生徒会休みだしね」
「え~」
「文句言わないの。皆が、というか3人が我儘言ったからこうなったのに」
「「「・・・・・・」」」
しょんぼりと静かになってしまった。
「会長、決まりました」
持ってきた紙には人数が増えていた。
合わせたのね・・・・・
「ありがとう」
その後、全部の班が紙を持ってきてくれて、解散となった。
『来週の金曜日の班長会議までに、各自でしおりを作って班長が私に見せに来ること』と言って。