疲れ切った心




「俺の隣に居るって言ったのは嘘かよ」


「ごめんね、悠斗」



確かにあの時は悠斗の近くに居るって誓ったよ?



もうそれすら出来なくなるほどのことを明かされてしまった。



「悠斗もさ、もっと可愛い子と付き合いなよ」



世の中は広いんだもん。



私より悠斗に似合う女の子いっぱい居る。



「無理」


「即答か・・・・・。傘差しなよ、風邪引くよ?」



折角の傘が投げ捨てられている。



「それは珠理も同じだろ」


「私は傘持ってないしね」


「だったら一緒に帰るぞ」


「悠斗一人で帰んなよ」


「珠理が行くって言うまで帰らない」



強情なんだから・・・・。



「分かった。一緒に帰ってあげる」



皆の前からは何時でも消えることはできるんだし。
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