疲れ切った心
「空?」
「そう」
今はグレーに染まっている。
「お前、海外に引っ越すのか?」
海外か。その手があったね。
でも生憎私の手元に海外まで行けるお金はない。
「違うよ」
「・・・・・・じゃあ、もしかして死ぬ気か?」
首を縦にも横にも振らずただ空を見上げた。
ギュ____
後ろから抱きしめられたが、反応もせず空から視線を動かさなかった。
「死ぬなよ」
「ふふっ、それはどうかな」
「俺は?竹下は?親はどうなんだよ」
親・・・・・
私を利用して結婚をした母。
自分の子供じゃないと分かった父。
そんな2人が私のことを心配するはずがない。
「悠斗も結夢も私が居なくなった方が肩の荷が降りるでしょ」
「バカ。んなわけねぇだろ」
行かせんと言わんばかりに腕の力が強まった。