疲れ切った心
珠理side




「結夢、そんなに買ったの・・・・・?」



悠斗が持たされている数えるのが大変なくらいの紙袋たち。



それに、自分でも数個持っていた。



「まぁね」



得意げに笑うが、私には金持ちの感覚が分からない。



「結夢、持つよ」



山本君が結夢から荷物を受け取った。



「海、こっちも半分持て!」



「へいへい」



悠斗からも荷物を受け取り、半々で荷物を分けた。



「珠理、今から家来ない?」


「こんな時間じゃ迷惑でしょ?」


「そんなことないよ。珠理が来てくれればパパもママも喜ぶよ」


「・・・・・じゃあ、結夢に甘えてお邪魔しようかな?」


「そうこなくっちゃ♪さっき車呼んだの」



仕事が早い事で。



「ほら、2人共行くよ」



結夢に続いてお迎えの車まで移動した。






「すっげぇ~・・・・」


「本当に金持ちだったんだ」



黒のリムジンを目の前に唖然とする2人。



「リムジンってそんなに珍しいの?」


「珠理、お前は一般家庭の子だろ?」


「何で結夢側の立場で驚いてんだよ」



私の中でリムジンは一般車と変わらないんだけど。



それを素直に伝えた。



「珠理は小さい頃から見てるもんね、リムジン」


「麻痺し過ぎだから」


「俺も珠理ちゃんみたいなこと言ってみたい」



と2人に呆られてしまい、結夢には笑われた。
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