疲れ切った心
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「竹下、珠理は?」
辺りを見回しても珠理の姿はなかった。
「トイレじゃない?」
「そっか」
トイレか・・・・・
「SHR始めるぞ~。席に着け~」
担任の指示通り、席に戻って行く生徒達。
全員座っても珠理は戻って来なかった。
担任は珠理のことに気付いているのか、いないのか、何時も通り始めた。
「もうすぐ受験だからな。志望校を絞り出すこと」
志望校、か・・・・・
珠理と一緒のクラスがよくて、進学組を選んだ。
それに、就職するつもりもなかったし。
珠理はどこ受けんのかな~。
海と竹下は教育学部に進むんだろうな。
「明日アンケートを取る。決めてこいよ」
明日かよ。
行き成り過ぎじゃねぇか?
「じゃあ放送流れるから静かに聞いてろよ」
「なぁ、悠斗はどこに進学すんの?」
前の席の健に話しかけられた。
「とりあえず、法学部?」
「法学部か~」
「そういう健は?」
「建築かな?」
「やっぱあやふやだよな」
「そうそう。ピンとこねぇんだよな」
他の奴らは最後の追い込みに入っている。
一応、珠理に勉強を教えてもらってるけど。