疲れ切った心



「あのさ、そろそろ離れてもいいか?」



相当怖かったのか、珍しく抵抗するわけでもなく背中に手を回してきた。



最初は嬉しかったものの、段々理性というものが壊れて行く。



「あ、うん・・・・」



何だか名残惜しそうに離れて行くのが普段の珠理と違って可愛く感じた。



ヤベッ、珠理が好きって気付いてから乙女じゃないけどドキドキしてる。



「ごめんね。迷惑かけて」



「俺は迷惑だと思ってねぇから」



むしろ嬉しかったし。



「あのままだったら珠理を壊してたかもしれないから」



あ、こいつ意味分かってねぇな。



「結夢たちの所に戻ろっか」



竹下と海の所に・・・・・・



「もういいだろ?」



別に今更戻ったって意味が無い。



それにもうちょっと2人で居たいし。



「きゃ」



珠理の腕を引っ張り膝と膝の間に座らせた。



「やっぱり珠理は暖かいな」



後ろから抱きつき呟く。
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