ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
歩きながらいろんなことを思い出す。
高校時代のこと、毎日通った通学路。
たまに友達と寄るファーストフード店でさえ、私にとっては小さな冒険でワクワクした。
朝早くてまだ誰もいない教室へ行くのが好きだった。
通学路で出会った子犬にお弁当を半分あげるのが誰にも内緒の楽しみだった。
皆の輪の中心で笑ってる水嶋がいた。
あの頃はこんな風な想いを抱えることになるだなんて思ってもみなかったな。
家に帰る頃にはミルクティは温くなっていた。
「急にどうしたの? 帰るんだったら言ってくれれば何か用意したのに」
「ごめんね。お母さん。夜は友達と約束があるんだ。ちょっと寄っただけだよ」
母さんは私が帰る度に食べきれないほどのご馳走を作る。
気が弱い私をいつも心配してくれて過保護なくらいだった。
久しぶりに感じる、家の匂い。
あんなに敷居が高く感じていたのに実際足を踏み入れるとやっぱり落ち着く、と思ってしまった。
高校時代のこと、毎日通った通学路。
たまに友達と寄るファーストフード店でさえ、私にとっては小さな冒険でワクワクした。
朝早くてまだ誰もいない教室へ行くのが好きだった。
通学路で出会った子犬にお弁当を半分あげるのが誰にも内緒の楽しみだった。
皆の輪の中心で笑ってる水嶋がいた。
あの頃はこんな風な想いを抱えることになるだなんて思ってもみなかったな。
家に帰る頃にはミルクティは温くなっていた。
「急にどうしたの? 帰るんだったら言ってくれれば何か用意したのに」
「ごめんね。お母さん。夜は友達と約束があるんだ。ちょっと寄っただけだよ」
母さんは私が帰る度に食べきれないほどのご馳走を作る。
気が弱い私をいつも心配してくれて過保護なくらいだった。
久しぶりに感じる、家の匂い。
あんなに敷居が高く感じていたのに実際足を踏み入れるとやっぱり落ち着く、と思ってしまった。