空を翔ける一筋の流れ星
駐輪場に着くと、久し振りに原付に跨っている一葉の姿を見た。
「よう。
久し振りに見たよ」
今年の一月、東京地方では滅多に降ることのない雪の中を原付で走り、見事にスリップして左肘を骨折した。
それからは一度も原付に跨ることは無く、それどころから触ることすら無かった。
「ちゃんと、乗れるのかよ」
笑いながら自分の原付を見つけ、跨ってエンジンをかける。
それを黙って見ていた一葉の表情が、「お前なら原付で来てくれると思っていたよ」と言いたげで、俺はそれに気付かないふりをする。
一葉はそのまま何事も無いように自分の原付のエンジンをかけ、すぐさま駐輪場の出入り口へと走り出した。
目的地も告げずに走り出した一葉に、苦笑いを浮かべ「ついていけばいいんだろ」とだけ発し、黙って後ろをつけて走った。
「よう。
久し振りに見たよ」
今年の一月、東京地方では滅多に降ることのない雪の中を原付で走り、見事にスリップして左肘を骨折した。
それからは一度も原付に跨ることは無く、それどころから触ることすら無かった。
「ちゃんと、乗れるのかよ」
笑いながら自分の原付を見つけ、跨ってエンジンをかける。
それを黙って見ていた一葉の表情が、「お前なら原付で来てくれると思っていたよ」と言いたげで、俺はそれに気付かないふりをする。
一葉はそのまま何事も無いように自分の原付のエンジンをかけ、すぐさま駐輪場の出入り口へと走り出した。
目的地も告げずに走り出した一葉に、苦笑いを浮かべ「ついていけばいいんだろ」とだけ発し、黙って後ろをつけて走った。