コンドームを買いにいく夜は
自分で開くドアをくぐりソレを探す。

ソレを見つけ出しレジに向かう。

店員の顔が見える

違う
店員がボクの顔を見る

オバサンだ。

全てを悟ったようなその目でボクを見下す。

見下されている と感じる。

「嫌なオバサン」

そう感じた。

拒絶した。このオバサン全てを拒絶したい。

そう感じた。

「レシートは...」

拒絶した。

逃げるように無視して自分で開くドアをくぐる。

今振り返ればあのオバサンがボクを睨んでる。

そう感じた。
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