それでもオレは愛してる(>_<)
 もう一方の、らぶういんぐ号はといえば、ピンクの丸々とした船体に、寸足らずの翼様のものがついていて、乗船者の乗る場所は、車で言うと、オープンカーのような、あけっぴろげな2階部分に、ラブソファ(もちろん、智代の提案通り、ピンクのフェイクファーで包まれた、二人掛けのものだ)が置かれていて、その前にはなぜか、車のハンドルと同じようなモノが付いていて舵がとれるようになっている。

 2人の道行きを決めるのは、2人なの(そう、智代が言っていた)、みたいなコンセプトという事になっているらしい。


 どちらも、水陸両用の高速ホバークラフトである所は、同じなんだが、まぁ、言ってしまえば、何の為に作られたかというところが、全く違うんだ。

 28号は、オレ達のル・フェス島での足代わりになるように、造られた。

 もちろん、28号という名から、すぐにわかる通り、こいつの前には27隻の試作品があって、それぞれ、良い所も、あったりするんだが、オレはこいつが、1番気に入っている。

 だからこそ、そのオレが気に入っている28号に、わざわざオレがあまり好きではない、記者達を満載してくれるという、しいの仕打ちが、ひどいダメージになるんだ。
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